はじめに
当機構では「第三者評価システムの概要 Version 4.0」を発行しています。
専門学校にとっては、高校生の進路選択において大学への傾斜が著しくなったことによる影響や、高等教育機関として
教育制度の上で今後どのように位置づけられていくのかなどの点でも、不透明、不安定な要素が大きくなっています。こうした状況下で、
専門学校が自ら外部評価の要素を定め評価システムを構築し、第三者評価を開始したことは、専門学校のさらなる質の向上や社会的認知の
獲得という目標に対し大きな一歩を踏み出したといえるでしょう。
専門学校が個々にまた全体として、今後の展望を切り拓いていくために、多くの学校に、この評価システムによる第三者評価を受けてい
ただくことを期待しています。
▲(このページのトップへ)
目的と方針
(1)目的
機構が実施する専門学校等第三者評価事業は、以下の目的を持っています。
- 1専門学校の質・水準の明確化
- 2専門学校の質・内容の向上
- 3専門学校の社会的認知の向上
- 4専門学校のステークホールダーとの協同関係向上
- 5学校選択への利便性提供
(2)方針
専門学校等第三者評価の方針は以下のとおりです。
- 1「専門学校等評価基準」に基づく評価
- 2自己評価に基づく評価
- 3業界関係者など外部者も含む評価
- 4透明性・公開制の高い評価
▲(このページのトップへ)
評価のステップ
第三者評価システム概要 Ver 4.0
- 1自己点検・自己評価の実施
- 2自己評価報告書の作成と提出
- 3機構による評価の実施
- 1評価担当部会による評価
- 2第三者評価委員会による評価
- 3学校による異議申し立て
- 4審査会の最終評価
- 4実施校への通知と公表
※冊子版をご希望の方はサイト内の「お問合せ」をご利用下さい。
必要事項をご記入の上「お問い合わせ内容」欄に「第三者評価システム概要 Ver 4.0冊子希望」とご記入下さい。
小項目、評価の観点及びチェック項目について
当機構では自己評価報告書をスムーズに作成することができる「自己点検ブック」を発行しています。
これらは、点検項目(中項目)について、自己点検、自己評価を進める際の参考として下さい。
これらに挙げられていない点検のための小項目や視点などがあれば、その根拠を期した上で、項目や視点を追加して下さい。
▲(このページのトップへ)
実施体制
- 1評価担当部会の構成
専門学校関係者(教務部長、事務局長レベル以上)2名、同分野の業界関係者2名、教育についての専門家・識者1名、会計士1名の計6名で構成。
評価を受ける学校の専門分野が2分野で収まらない場合は、分野の増加分に対応した同分野の業界関係者を増やすこととします。委員の選考は実施委員会が行います。
- 2第三者評価委員会の構成
教育に付いての専門家・識者1名、専門学校関係者(上記と同じ)2名、計3名で構成。委員の選考は理事会が行います。
- 3審査会の構成
構成の理事会が選考した3名(担当部会、第三者評価委員会、実施委員会の各委員は対象外)で構成します。
- 4実施委員会の役割と構成
第三者評価事業の運営全般を担当。理事会が選考する若干名で構成します。
- 5評価者バンクの役割と構成
機構が今後第三者評価事業を進めて行くにあたり、会員校や業界などに評価者を依頼することになります。
そこで、評価者バンクという機関を設け、評価者候補の方たちに予め登録してもらいます。登録者には
専門学校等第三者評価事業の異議、概要、評価の方法などについて研修を通じて知識を共有し、評価の
予備訓練を受けてもらうことになります。
▲(このページのトップへ)
評価の特徴
(1)評価基準の視座と第三者評価事業意図
- 1法令・設置基準をクリアしているか
- 2一般に校当教育に求められる事項や水準を満たしているか
- 3学校・学科に対応する(=卒業生が活躍する)専門分野の業界・職種における人材要件(知識・技術・人間性等)に基づく教育であるか
(2)教育評価の明確性
- 1学科目標の方向付けの正しさ
- 2教育到達レベルのアカンタビリティ
- 3レベルに到達させる教育機能
(3)評価の最終表現
- 1点検項目の評価結果の提示
- 2「可(基準を満たしている)」「否(基準を満たしていない)」のみを表現。可否の程度は示さない
- 310の基準項目(大項目)に付いての総合コメントを示す
▲(このページのトップへ)
評価結果
各年度の評価結果は 評価結果データベース をご利用下さい。
評価受審校別の評価結果報告書は当サイト内からPDF版をDLすることが可能です。
また、冊子版をご希望の場合は事務局へお申し込み下さい。
▲(このページのトップへ)
|
|